松尾 匡 の ペ ー ジ

(2008年4月6日サイト移転)

   プロフィール
      1964年7月25日生まれ
      出身地:石川県
      居住地:福岡県久留米市 → 2014年度より京都市
      勤務地:滋賀県草津市
性格:粗忽者で短期的にはミスが多い。子供の頃から忘れ物ばかりしている。人の顔と名前、英単語、年号、暗証番号、パスワードなどを覚えるのが極めて苦手。市外局番から初見の電話番号を入れるとたいてい間違える。反射神経が鈍く、とっさの計算やアドリブができない。英会話ができない。日本語でも、歌の歌詞は意味を聞き取れない。たぶん短期記憶を中心に記憶を司る脳に欠陥があるのだと思う。だから複雑なことを複雑なまま考える能力が人より劣る。世間で通用している既存の単純化の図式ではこぼれおちるものを、複雑な現実として受け止めることにストレスを感じるので、もっとうまく現実を説明できる自分なりの単純化の図式を見つけ出してきりぬける能力を子供の頃から身につけてきたように思う。その意味では経済学は天職である。

※ 反安倍政権・反日本会議の政治勢力で、私の提唱する経済政策にご関心のある政治勢力には、どこにでもご説明にうかがいます。特定の政治勢力にだけ加担するつもりはありません。


 以前、荻上チキさんのラジオで対談したこともあるリベラル・リフレ派の論客、片岡剛士さんの日銀審議委員任命承認案が、本日参議院本会議で採決されていますが、民進党、共産党、社民党の議員が反対する中、山本太郎さんはじめ自由党の議員は全員賛成にまわっています。しかも、もう一人提案されている鈴木人司さんの日銀審議委員案の方は、自由党もみんな反対ですので、ちゃんと考えて入れてはりますね。みんなたろさのこと見くびってたでしょ! 反省するんだ!(17年5月24日)

 13日、14日は、ブレイディみかこさん来日に合わせて、東京で対談の収録や、岸政彦さんを交えた鼎談イベントをしてきました。本当に楽しかった。ブレイディさんはじめ関係者のみなさんに感謝します。やはり「反緊縮」がテーマでしたが、蓮舫さんの財政規律条項を作る改憲案は、私たちの間では衝撃ネタで、「緊縮憲法」と呼び名がついて局所的祭りになっていました。ブレイディさんのおっしゃっていたことで一番印象に残ったのは、「欧州では反緊縮と言えば、まず何より財政問題」ということ。「国の借金は返すな」ということが反緊縮派であるための不可欠の主張なのですね。だから、中央銀行がおカネをたくさん作るという金融緩和は、国の借金を事実上なくしてしまうための、反緊縮派のごく自然な主張になるわけです。
 ところで「ひとびとの経済政策研究会」の企画として、5月27日に京都で山本太郎さんとコラボの経済政策講座をする予定ですが、申し込み者が定員を超えましたのでご参加を締め切りました。間に合わなかった人はもうしわけありません。たくさんのお申し込み感謝いたします。
 さて、修士2年生の私のゼミ生の波床貴明が、現代的マクロ経済モデルのプロトタイプであるブランシャードさんと清滝さんの『アメリカン・エコノミック・レビュー』論文のノートを作成したので、「アカデミック小品」にアップしました。数式展開の過程を完全フォローして逐一示し、論文の誤植も修正しています。また、同じく波床の、4月11日にアップしたブランシャードさんとカーンさんの論文のノートの中に、ごくマイナーな解釈ミス(もっと一般化できる)があることを本人が発見し訂正しましたので、訂正したものを改めてアップしました。訂正箇所は文章中に註記しています。あと、同ページに昨秋「信用理論研究学会」大会で報告した原稿をアップしてありますが、これに基づく論文が同学会の機関誌『信用理論研究』に掲載されたので、「研究業績一覧」にリストアップしておきました。(17年5月19日)

 下記4月26日のお知らせの政府支出を増加させる余地の概算ですが、ミスがありました。大きな違いにはなりませんが、当面撤回します。不注意、おわびいたします。現在、「ひとびとの経済政策研究会」のメンバーの間で修正・検討作業を進めているところですので、完成したら、会の公式レポートして公開します。(17年5月12日)

 フランス大統領選挙が終わりましたが、フランス人民の偉大な自己犠牲的選択に敬意を表したいです(決して皮肉ではない)。
 さて、4月28日から5月1日まで清華大学での置塩経済学のシンポジウムに出るために、中国に行っていました。とても親切にお世話くださった方々に深く感謝します。そこで、先方では日本の数理マルクス経済学文献への需要が大変高いと知りましたので、知り合った研究者に、拙稿「物象の世界と人間の世界の二重の把握──労働価値概念純化への置塩の道を進めて」の載った『季刊経済理論』置塩特集号の論文ダウンロードサイトを教えたのですが、よく考えたら本サイトの研究業績ページにリンクしていませんでしたので、この機会にリンクをつけました。ついでに、5日のエッセーでお知らせした『地上』のインタビュー記事もリストに上げておきました。(17年5月9日)

 エッセー更新。(17年5月5日)

 下記鼎談イベント、満員御礼で受付終了だそうです。ありがとうございます。間に合わなかった人はごめんなさい。次の機会があったらよろしくお願いします。
 ところで、民間から購買力を吸収することなく政府支出を増加させる余地がどれだけあるかを、エクセルでざっと概算してみました。「ひとびとの経済政策研究会」のブログにアップしましたのでご検討いただければ幸いです。
インフレ上限までの政府支出拡大の余地の概算 (17年4月26日)

 メランションさん決選に入らず残念。アモンさんが降りてたら入ったのに。アメリカ大統領選挙そっくりの燃えない選択になりましたね。まあ、あの時も投票数ではクリントンさんが勝っていたことに希望をつなぎましょう。(17年4月24日)

 お知らせです。ブレイディみかこさんの『子どもたちの階級闘争』の刊行を記念して、出版社のみすず書房主催、三省堂書店神保町本店共催で、著者ブレイディさんと立命館大学大学院先端総合学術研究科の岸政彦さんと私との鼎談「緊縮世界はノー・フューチャー:英国で、日本で、いま何が起きているのか」が行われます。参加予約ページは三省堂サイトの特設ページからリンクしています。
 そう言えば、昨日のメランションさんの件について、ブレイディさんが英語記事を教えて下さいました。政策紹介しているロイターの記事と、ニューステーツマンのサイトの支持者のエッセーです。欧州中銀の独立性を終わらせるって書いてありますね。今日が投票ですが、マクロンさんなんかに負けないで。「両極2氏なら「悪夢」」とか見出しつけてる朝日新聞って何なのか!?(17年4月23日)

 誰かヘルプ! フランス大統領選挙の第1回投票が明日に迫っていますが、躍進著しい左翼候補メランションの経済政策綱領が日本語でわかりません。経済専門ではないフランス専門の知人に聞いたらこんなサイトを紹介されましたが、全部フランス語なので読めません(笑)。
選挙キャンペーンサイト
https://jlm2017.fr/
政策
https://avenirencommun.fr/app/uploads/2017/04/programme3minutes-1.pdf
https://avenirencommun.fr/livrets-thematiques/
メランションの経済顧問
https://fr.wikipedia.org/wiki/Jacques_G%C3%A9n%C3%A9reux
https://www.youtube.com/watch?v=W-qHIyuwxQU
新聞記事
http://premium.lefigaro.fr/conjoncture/2017/04/10/20002-20170410ARTFIG00145-dette-publique-melenchon-fait-le-pari-de-l-inflation.php
http://abonnes.lemonde.fr/politique/article/2017/02/20/jean-luc-melenchon-fait-un-pari-keynesien_5082558_823448.html
景気拡大のための大規模な支出とか、欧州中央銀行の独立性を制限するとか、各国の公債を欧州中央銀行に買い取らせて永久債にするとか言っているそうですが。別に、明日に間に合わせる必要はないのですけど、どなたか経済政策部分だけでも訳して公開してもらえませんかねえ。
 昨日は、スペインから「ポデモス」のイグナシアスが、ポルトガルから「左翼ブロック」のフランシシュク・ローサが応援に駆けつけていたそうです。サンダース選挙の中心人物たちがメランションの支持声明をルモンドだったかにしているそうです。決選に残るのは夢ではない。がんばって欲しいものです。(17年4月22日)

 修士2年生の私のゼミ生の波床貴明が、現代的マクロ経済モデルを解くときの基礎になる、ブランシャードとカーンの『エコノメトリカ』論文のノートを作成したので、「アカデミック小品」にアップしました。数式展開の過程を完全フォローして逐一示し、論文のタイポをすべて指摘して修正しています。一緒に論文を読んだときに思い浮かんだ疑問点など、わかりにくそうなところは説明をつけています。(17年4月11日)

 「研究業績リスト」に、『立命館経済学』に載せた論文「置塩信雄「国際マクロ経済モデルの理論的基礎」に基づく経済分析」をリストアップし、ダウンロードリンクをつけました。内容は昨日のエッセーで少し紹介しています。また、しばらく「研究業績リスト」の「エッセー、啓蒙その他」の更新を怠っていたので、去年ぐらいからの雑誌記事などを一挙リストアップしました。『宮城保険医新聞』さんの記事には、サイト上の全文掲載へのリンクをつけています。
 ところで、山本太郎さんが街頭演説で財政危機論なんてデマだということを訴えてる動画がアップされています。大企業からちゃんと取って緩和マネーを使えば財源はあると。その通り。新年度予算の見掛け倒しがいかにひどいものかを暴いているところも見事です。(17年4月4日)

 エッセー更新。この新エッセーでもお知らせしましたが、最近のレクチャー用スライド資料とレジュメを、「ひとびとの経済政策研究会」ブログにアップしました。(17年4月3日)

 1月7日のエッセーで、読者のかたからのご指摘で、「檄を飛ばす」の「檄」を「激」と誤記していたことに気づきました。お恥ずかしいミスで失礼しました。ご指摘ありがとうございました。それから、ネット書店へのリンクを忘れていたので、つけておきました。ちなみに本サイトはアフィリエイトはしておりません。そもそもやり方がわからないし。(17年1月10日)

 エッセー更新。(17年1月7日)

 エッセー更新。(17年1月1日)

 飛び級で私の大学院のゼミに入ってきた修士1年生の波床貴明が、DSGE(動学的確率的一般均衡モデル)の紹介論文を書いてくれたので、「アカデミック小品」にアップしました。「ルーカス批判」以来のマクロ経済学史をたどって、「ハイブリッド型ニューケインジアン・フィリップスカーブ」「物価版・賃金版フィリップスカーブ」といったニューケインジアンの現代的トピックスまで紹介しています。参考文献32本。現代的なマクロ経済学の動向を一気に知りたい時には役立つと思います。なお、この波床が、11月18日のエッセーで「円高」を「円安」と誤記しているところを一箇所見つけてくれたので、訂正しておきました。(16年12月16日)

 クルーグマンの有名なRethinking Japan論文の解説を「ひとびとの経済政策研究会」ブログにアップしました。(16年11月26日)




【著書等の誤植・誤記の訂正情報】

◆『これからのマルクス経済学入門』に訂正追加です。中谷武先生のご著書の出版年を誤記しました。詳しくは、こちらの正誤情報文をご覧下さい。お詫びし、訂正いたします。お知らせ下さったかたに感謝します。 (16年9/21)

◆『自由のジレンマを解く』と『これからのマルクス経済学入門』に訂正箇所があります。『自由のジレンマを解く』についてはこちらの正誤情報文、『これからのマルクス経済学入門』についてはこちらの正誤情報文をご覧下さい。つつしんでお詫びし、訂正いたします。 (16年8/15)

◆ 『不況は人災です!』に下記の訂正箇所に加えて、新たな間違いが見つかりました。153ページ図6-1は、データの集計で、弁解の余地のない初歩的で重大なミスをしたため撤回します。したがって、152ページの小見出し「庶民は利下げてトクをする」の項の冒頭、「金融緩和で低金利に…」から、154ページ5行目「…それで構わないと思う人もいるかもしれません。」までは削除して下さい。深く反省し、おわびいたします。正しくはどうなるかは、元データのサンプリングの適切さを再確認する必要を感じているので、目下他のデータソースを調査中です。進展があればお知らせします。 (16年3/23)

◆ 『この経済政策が民主主義を救う』の下記の訂正箇所は、二月発売の二刷りでは修正されています。 (16年3/16)
『この経済政策が民主主義を救う』に訂正があります。気づいてくださった大月書店の担当編集者のかたに感謝します。正誤表を挟み込んでもらっていますが、念のために正誤情報ページに載せるとともに、解説を2016年1月13日のエッセーに掲載していますのでご参照下さい。不注意をおわびいたします。 (16年1/13)

『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』に重大なミスがありました!
 大学院弊ゼミ修了生の熊澤大輔氏の指摘により発覚しました。240ページ、第8章図8-1の「社会保障支出対GDP比」は、うっかり対障がい者の支出だけを含むデータで作成しましたので撤回します。したがって、グラフの前ページ239ページの後ろから8行目から、
「次ページの図(図8-1)は、社会保障支出の対GDP比のグラフですが、社民党が政権にあった1994年から2006年の間、減っているわけではなくて、他の国よりも高い割合を維持しています。」
も、合わせて撤回します。社会保障支出全体のGDP比で見ると、この時期、スウェーデンが福祉にかける財政規模は他の欧州所得と比べて特に大きいということはなく、傾向的に特に増やしたりもしていないということでした。ただし、スウェーデンが依然「大きな政府」であるとの記述には違いはないです。
 これとともに、ウェブ雑誌シノドスさんの当該記事や、『立命館経済学』の論文も訂正いたします。
 シノドスさんの記事は、連載第8回「新スウェーデンモデルに見る協同組合と政府──「転換X」にのっとる政策その3」の1ページ目図表1およびその上の文「図表1は…維持しています。」を撤回します。『立命館経済学』の論文は、第63巻第2号の小田巻友子との共著「スウェーデン社会民主党政権(1994―2006)の金融政策」18ページの図表5および「図表5からは,社会保障支出のGDP比がこの数年減少していることも見て取れる。」との文を撤回します。
 そもそも数値が小さいことからすぐに気がつくべきことでした。大変お恥ずかしいかぎりです。深くお詫びもうしあげます。(15年7/14)

◆ 下記の件、正誤情報ページに載せました。 (12年8/8)
『新しい左翼入門』に訂正があります。p.196に、「内田義彦は、丸山眞男や大塚久雄よりやや若い世代」と書きましたが、内田は丸山より一歳年上でした。どこでそんな思い込みが生まれたのか、大変お恥ずかしいミスです。つつしんで訂正し、お詫びもうしあげます。ご指摘下さった読者のかたに深く感謝いたします。(12年7/30)

◆ 『[図解雑学]マルクス経済学』第2刷にも訂正が見つかりました。こちらの正誤情報文をご覧下さい。(15年10/16)
『[図解雑学]マルクス経済学』に訂正があります。くわしくはこちらのエッセーをご覧下さい。(10年10/10)
訂正の追加。こちらのエッセーをご覧下さい。(10年10/22)
また訂正の追加。こちらの正誤情報文にまとめてありますのでご覧下さい。(12年2/28)

◆ 『不況は人災です!』に訂正があります。詳しくはこちらこちらこちらをご覧下さい。
  p.210の註10の小野善康さんのご主張は本人により撤回されています。詳しくは8月20日付けエッセー参照。

◆ 『痛快明解経済学史』にまたまた訂正箇所が見つかりました。「オーストリア」が「オートストリア」になっている箇所がありました。くわしくはこちらの正誤情報文をご覧下さい。お知らせくださったかたに感謝します。 (16年9/21)
『痛快明解経済学史』にまた訂正箇所が見つかりました。「限界地」が「限界値」になっている箇所がありました。くわしくはこちらの正誤情報文をご覧下さい。つつしんで訂正し、お詫びもうしあげます。(15年2/2)
下記、初刷のケインズのプロフィールについての間違いは、第2刷で訂正しました。しかし、フリードマンのプロフィールに誤りがありました。くわしくはこちらの正誤情報文をご覧下さい。つつしんで訂正し、お詫びもうしあげます。(14年4/14)
『痛快明解経済学史』に訂正があります。くわしくはこちらのエッセーをご覧下さい。

◆ 『「はだかの王様」の経済学』に訂正箇所が見つかりました。「天動説」が「地動説」になっている箇所がありました。くわしくはこちらの正誤情報文をご覧下さい。お知らせ下さったかたに感謝します。(15年10/16)



 

目 次

 
 用語解説(関連サイト内リンク・勝手にリンク) 03年12/4 開始
  このサイトで使われる一般になじみの薄い概念や誤解を受けやすい用語を解説しています。
  原則あいうえお順に少しずつ増やしていく予定です。

  アソシエーション論  右翼と左翼08年4/6 置塩信雄 北朝鮮問題 ケインズの経済理論
  選挙制度・議会制度  疎外論 ソ連=国家資本主義論
  マルクスの基本定理 追記「一般的商品搾取定理について」修正08年7/24,修正09年7/1。 「マルクスの基本定理の数式を使わない証明」16年10/23。
 
 

お手紙は
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