松尾 匡 の ペ ー ジ |
性格:粗忽者で短期的にはミスが多い。子供の頃から忘れ物ばかりしている。人の顔と名前、英単語、年号、暗証番号、パスワードなどを覚えるのが極めて苦手。市外局番から初見の電話番号を入れるとたいてい間違える。反射神経が鈍く、とっさの計算やアドリブができない。英会話ができない。日本語でも、歌の歌詞は意味を聞き取れない。たぶん短期記憶を中心に記憶を司る脳に欠陥があるのだと思う。だから複雑なことを複雑なまま考える能力が人より劣る。世間で通用している既存の単純化の図式ではこぼれおちるものを、複雑な現実として受け止めることにストレスを感じるので、もっとうまく現実を説明できる自分なりの単純化の図式を見つけ出してきりぬける能力を子供の頃から身につけてきたように思う。その意味では経済学は天職である。
※ 2022年3月9日から、エッセーはnoteで発表しています。
※ 私の作った動画のユーチューブ上の置き場(チャンネル名「松尾匡」)があります。今のところ、必要に迫られて作ったものをアップロードしています。2022年度秋学期の「社会経済学初級α」の講義の終盤数回を録画した動画をあげてあります。経済理論の数学モデルの建て方解き方のレクチャー動画シリーズもあげてあります。
※ 私が昨年度のオンライン講義で使った私の経済学史の講義動画のチャンネル「MatsuoTadasuKeizaigakushi」で、一部の動画を公開しています。
※ 反自公維新の政治勢力で、私の提唱する経済政策にご関心のある政治勢力には、どこにでもご説明にうかがいます。特定の政治勢力にだけ加担するつもりはありません。
※ 今、京都周辺の研究者といっしょに活動している「ひとびとの経済政策研究会」では、経済政策提言・翻訳・批評・イベントなど、研究成果を発表しています。下記リンク先を随時チェックしてください。
economicpolicy.jp
※ 埼玉在住の旧友が「松尾匡埼玉事務所」の名前でツイッターを開設してくれました。講演やイベント、出版物、ウェブ、マスコミ等での拙論登場の告知をしてくれます。フォローいただければ幸いです。→ 名前が「TADASUクラブ事務所」に変わりました。→ 名前がいつの間にかまた変わって「松尾匡クラブ事務所」になったようです。→ 現在「松尾匡ファンクラブ(かな?)」という名前になっています。
※ 薔薇マークキャンペーンを始めました。99%の民衆の暮らしを底上げし、まっとうな雇用を拡大する「反緊縮」の経済政策を公約に掲げた候補者に認定マーク「薔薇マーク」を出して、暮らしが苦しかったり不安を覚えたりしている有権者の参考にしてもらおうというキャンペーンです。ご支援よろしくお願いします。(2019年2月)
追記:2019年参議院選挙とその後の東北地方の地方選挙で選挙キャンペーンとしての活動は終え、次のステージに向けて取り組んでいるところです。詳しくは上記リンク先ホームページをご覧ください。ツイッターはこちらです。
追々記:現在コロナ禍下のうえ、事務局メンバーがみなそれぞれ事情を抱え、なかなか動きがとれない状態です。時々声明の発表などがありますので、ホームページをチェックしてみてください。
※ 私が数理マルクス経済学についての講義をしているユーチューブ動画を配信しています。もともとこれは、京大の熊野寮で有志が実施した講義を収録したもので、その目的は、当局から不当処分されて、無期停学になって学費をただ取りされている学生の学費支援にあります。恣意的な処分の状況について、詳しくはこちらをごらんください。無期停学にして、停学期間中も学費を取り続け、学費が続かなくなったところで、学費未納で退学という作戦です。これまでもそうやって退学に追い込んだ例があります。
講義を聞きにきてくれた社会人の人たちからカンパをとっていましたが、それも終わり、コロナ禍の中で再開の目処も全く立ちませんので、動画の広告収入を期待したいところですが、「収益化」にはまだまだ再生回数も登録者数も足りません。ぜひ、動画視聴とチャンネル登録をお願いします。
「数理マルクス」(数理マルクス経済学講座)
【新着情報】
(23年4月29日)明日、「学生メーデー」の前日集会の特別講演でお話します。その講演スライドのパワーポイントファイルのリンクをつけておきます。
「コロナショックドクトリンと帝国主義への道」
(23年4月17日)前回の更新のとき、なぜか一部の文字が文字化けするようになってしまい、しばらく原因不明で放置されていたのですが、先日知人(下記業者のご担当者さん)からのご教示もいただいて、ようやく手が空いて、いろいろ調べて失敗を繰り返した末、どうにか訂正することに成功しました。今は、先週の出来事で、市議会選挙で選挙運動した候補が最下位落選した一方で維新さんが躍進したのと、患部が全然縮小せず微小にまた育ったらしいことで、気分が上がらない日々です。
さて、上にも書きましたが、経済理論の数学モデルの建て方・解き方を解説した12回分のレクチャー動画を、ユーチューブの私の個人チャンネルにアップしておきました。松尾匡の入門講義「経済の数学モデルの解き方」
コロナ禍下の抗がん剤治療で、感染を恐れて学会に行かなかったので個人研究費が余り、業者に編集を依頼して実現しました。破格の値段ですばらしい仕事をしていただいたゼロメガさんに感謝いたします。
ところで、今日の更新は、「著書」「業績リスト」に論創社さんの共著シリーズの新刊を追加したことです。ご確認ください。
(23年3月6日)また長い間更新を怠ってしまっていました。近況については、下記ノート記事をご覧ください。
近況報告+読者のかたからのご論評におこたえする①——低金利は必要だったし、今も必要
そのほか、2月後半から3月はじめにかけて、ノート記事を頻繁に更新していますので、チェックお願いします。
https://note.com/matsuo_tadasu
今回、「著書」で『コロナショック・ドクトリン』などの情報を収録したほか、「業績リスト」の更新をしています。
【著書等の誤植・誤記の訂正情報】
◆ 『コロナショック・ドクトリン』に訂正があります。こちらの正誤情報文をご覧ください。(『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2022年前半』にも同じ訂正があります。) NEW (23年3/7)
◆『最強のマルクス経済学講義』に訂正があります。こちらの正誤情報文をご覧ください。 (22年5/3)
◆『左派・リベラル派が勝つための経済政策作戦会議』に訂正があります。こちらの正誤情報文をご覧ください。 (21年4/2)
◆『そろそろ左派は<経済>を語ろう』に訂正があります。こちらの亜紀書房さんの正誤情報文をご覧下さい。つつしんで訂正いたします。 (18年9/20)
◆『これからのマルクス経済学入門』に訂正追加です。中谷武先生のご著書の出版年を誤記しました。詳しくは、こちらの正誤情報文をご覧下さい。お詫びし、訂正いたします。お知らせ下さったかたに感謝します。 (16年9/21)
◆『自由のジレンマを解く』と『これからのマルクス経済学入門』に訂正箇所があります。『自由のジレンマを解く』についてはこちらの正誤情報文、『これからのマルクス経済学入門』についてはこちらの正誤情報文をご覧下さい。つつしんでお詫びし、訂正いたします。 (16年8/15)
◆ 『不況は人災です!』に下記の訂正箇所に加えて、新たな間違いが見つかりました。153ページ図6-1は、データの集計で、弁解の余地のない初歩的で重大なミスをしたため撤回します。したがって、152ページの小見出し「庶民は利下げてトクをする」の項の冒頭、「金融緩和で低金利に…」から、154ページ5行目「…それで構わないと思う人もいるかもしれません。」までは削除して下さい。深く反省し、おわびいたします。正しくはどうなるかは、元データのサンプリングの適切さを再確認する必要を感じているので、目下他のデータソースを調査中です。進展があればお知らせします。 (16年3/23)
◆ 『この経済政策が民主主義を救う』の下記の訂正箇所は、二月発売の二刷りでは修正されています。 (16年3/16)
『この経済政策が民主主義を救う』に訂正があります。気づいてくださった大月書店の担当編集者のかたに感謝します。正誤表を挟み込んでもらっていますが、念のために正誤情報ページに載せるとともに、解説を2016年1月13日のエッセーに掲載していますのでご参照下さい。不注意をおわびいたします。 (16年1/13)
◆ 『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』に重大なミスがありました!
大学院弊ゼミ修了生の熊澤大輔氏の指摘により発覚しました。240ページ、第8章図8-1の「社会保障支出対GDP比」は、うっかり対障がい者の支出だけを含むデータで作成しましたので撤回します。したがって、グラフの前ページ239ページの後ろから8行目から、
「次ページの図(図8-1)は、社会保障支出の対GDP比のグラフですが、社民党が政権にあった1994年から2006年の間、減っているわけではなくて、他の国よりも高い割合を維持しています。」
も、合わせて撤回します。社会保障支出全体のGDP比で見ると、この時期、スウェーデンが福祉にかける財政規模は他の欧州所得と比べて特に大きいということはなく、傾向的に特に増やしたりもしていないということでした。ただし、スウェーデンが依然「大きな政府」であるとの記述には違いはないです。
これとともに、ウェブ雑誌シノドスさんの当該記事や、『立命館経済学』の論文も訂正いたします。
シノドスさんの記事は、連載第8回「新スウェーデンモデルに見る協同組合と政府──「転換X」にのっとる政策その3」の1ページ目、図表1およびその上の文「図表1は…維持しています。」を撤回します。『立命館経済学』の論文は、第63巻第2号の小田巻友子との共著「スウェーデン社会民主党政権(1994—2006)の金融政策」18ページの図表5および「図表5からは,社会保障支出のGDP比がこの数年減少していることも見て取れる。」との文を撤回します。
そもそも数値が小さいことからすぐに気がつくべきことでした。大変お恥ずかしいかぎりです。深くお詫びもうしあげます。(15年7/14)
◆ 下記の件、正誤情報ページに載せました。 (12年8/8)
『新しい左翼入門』に訂正があります。p.196に、「内田義彦は、丸山眞男や大塚久雄よりやや若い世代」と書きましたが、内田は丸山より一歳年上でした。どこでそんな思い込みが生まれたのか、大変お恥ずかしいミスです。つつしんで訂正し、お詫びもうしあげます。ご指摘下さった読者のかたに深く感謝いたします。(12年7/30)
◆ 『[図解雑学]マルクス経済学』第2刷にも訂正が見つかりました。こちらの正誤情報文をご覧下さい。(15年10/16)
『[図解雑学]マルクス経済学』に訂正があります。くわしくはこちらのエッセーをご覧下さい。(10年10/10)
訂正の追加。こちらのエッセーをご覧下さい。(10年10/22)
また訂正の追加。こちらの正誤情報文にまとめてありますのでご覧下さい。(12年2/28)
◆ 『不況は人災です!』に訂正があります。詳しくはこちらとこちらとこちらをご覧下さい。
p.210の註10の小野善康さんのご主張は本人により撤回されています。詳しくは8月20日付けエッセー参照。
◆ 『痛快明解経済学史』にまたまた訂正箇所が見つかりました。「オーストリア」が「オートストリア」になっている箇所がありました。くわしくはこちらの正誤情報文をご覧下さい。お知らせくださったかたに感謝します。 (16年9/21)
『痛快明解経済学史』にまた訂正箇所が見つかりました。「限界地」が「限界値」になっている箇所がありました。くわしくはこちらの正誤情報文をご覧下さい。つつしんで訂正し、お詫びもうしあげます。(15年2/2)
下記、初刷のケインズのプロフィールについての間違いは、第2刷で訂正しました。しかし、フリードマンのプロフィールに誤りがありました。くわしくはこちらの正誤情報文をご覧下さい。つつしんで訂正し、お詫びもうしあげます。(14年4/14)
『痛快明解経済学史』に訂正があります。くわしくはこちらのエッセーをご覧下さい。
◆ 『「はだかの王様」の経済学』に訂正箇所が見つかりました。「天動説」が「地動説」になっている箇所がありました。くわしくはこちらの正誤情報文をご覧下さい。お知らせ下さったかたに感謝します。(15年10/16)
目 次
1. 著書 2016年まで 2017年から
23年4/17 『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2022年後半』 NEW
23年3/7 『コロナショック・ドクトリン』と『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2022年前半』
22年5/2 『最強のマルクス経済学講義』とその訂正情報。
2. 研究業績リスト
23年4/17 「著書」に追加。 23年3/7 「著書」「論文」などに追加。「論文」の「反緊縮経済政策理論の体制変革展望」に全文リンク。 NEW
22年3/27 「著書」「論文」「エッセー、啓蒙その他」に追加。「研究ノート」のリンク訂正。
3. アカデミック小品
22年5月18日 日本の貿易による不等労働量交換試算エクセルファイル
22年5月5日 輸入品価格の物価への影響試算エクセルファイル改訂版
18年12月15日 What does the MELT really mean? : Some comments on Professor Moseley’s argument (リンク切れから復活。21年4月9日 )
4. 講演資料
22年3月27日 21年12月福岡県労連春闘討論集会公演「支配階級の二大戦略に対抗して——大幅賃上げ・社会保障充実の道」講演資料
21年4月9日 「市民の会しが」連続講座「市民と野党が勝つための経済政策」講演資料 (全4回:2020年2月から3月)
18年5月3日 「労働学校アソシエ」第三回講義資料(欧米反緊縮左翼政党・政治家の景気・財政・金融政策論)
18年1月17日 出版労連春闘討論集会講演資料 (現在リンク切れ 21年4月2日)
5. 講義、演習 久留米大学時代のミクロ経済学のパワーポイント・穴埋めノート(ご利用自由、作者名出してね。)
20年2月12日 社会経済学初級α2019年度後期定期試験の問題・正解・解説
19年2月11日 経済学史2018年度後期定期試験の問題・正解・解説
18年4月7日 経済学史2017年度後期定期試験の問題・正解・解説
6. エッセー
22年3月9日からエッセーはnoteで発表しています。
21年4月9日 『左翼の逆襲』冒頭の「ボツ」文章
20年7月18日 大西つねきさんの発言をめぐって
20年7月8日 一応太郎出馬反対したんだけどやっぱり黒幕にされて涙
7. リンク集 (作って四半世紀ぐらいたっていてリンク切れが多いのではずしました。)
自作小説 島の挽歌 (2010年12月1日) イメージソング (2016年2月4日)
用語解説(関連サイト内リンク・勝手にリンク) 03年12/4 開始
このサイトで使われる一般になじみの薄い概念や誤解を受けやすい用語を解説しています。
原則あいうえお順に少しずつ増やしていく予定です。アソシエーション論 右翼と左翼08年4/6 置塩信雄 北朝鮮問題 ケインズの経済理論
選挙制度・議会制度 疎外論 ソ連=国家資本主義論
マルクスの基本定理 追記「一般的商品搾取定理について」修正08年7/24,修正09年7/1。 「マルクスの基本定理の数式を使わない証明」16年10/23。
お手紙は
matsuo-tアットマークec.ritsumei.ac.jp