松尾匡のページ

著書(2017年〜)



2016年までの著書リストはこちら


ポスト「アベノミクス」の経済学――転換期における異議申し立て
金子対論

    発売日:  2017年6月01日
    著者/編集:   金子勝, 松尾匡
    出版社:   かもがわ出版
    ページ数:  174p
    ISBNコード:  9784780309171

2016年11月に立命館大学草津キャンパスで行われた金子勝さんと私の対論イベントの記録本です。
第1部 “講演”経済学ともうひとつの日本と地域
・アベノミクスはなぜ失敗するのか、何をもたらすのか
・反緊縮時代の世界標準経済政策
第2部 “対論”経済学と日本の進路について ・松尾教授の質問と金子教授のそれへのコメント
・金子教授の質問と松尾教授のそれへのコメント
・会場からの質問に対する回答
第3部 “提言”経済学への異議申し立てから新たな創造へ
・「レフト3・0」の経済学:何が同じで、どこが違うのか
・多様性に基づく経済学の新たな創造へ

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そろそろ左派は<経済>を語ろう――レフト3.0の政治経済学
そろ左派

亜紀書房さんの正誤情報文
    発売日:  2018年4月27日
    著者/編集:   ブレイディみかこ, 松尾匡, 北田暁大
    出版社:   亜紀書房
    ページ数:  315p
    ISBNコード:  978-4-7505-1544-1

在英の元保育士ライターのブレイディみかこさん、東大の社会学者の北田暁大さんとの鼎談本です。
「誰もがきちんと経済について語ることができるようにするということは、善き社会の必須条件であり、真のデモクラシーの前提条件だ」
欧州の左派がいまこの前提条件を確立するために動いているのは、経世済民という政治のベーシックに戻り、豊かだったはずの時代の分け前に預かれなかった人々と共に立つことが、トランプや極右政党台頭の時代に対する左派からのたった一つの有効なアンサーであると確信するからだ。
ならば経済のデモクラシー度が欧州国と比べても非常に低い日本には、こうした左派の「気づき」がより切実に必要なはずだ。(ブレイディみかこ/本書より)

【目次】
第1章:下部構造を忘れた左翼
第2章:「古くて新しい」お金と階級の話
補論1:来るべきレフト3.0に向けて
第3章:左と右からの反緊縮の波
第4章:万国のプロレタリアートは団結せよ!
補論2:新自由主義からケインズ、そしてマルクスへ

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「反緊縮」宣言
反緊縮宣言


    発売日:  2019年5月23日
    著者:   松尾匡(編)、池田香代子、井上智洋、梶谷懐、岸政彦、西郷南海子、朴勝俊、宮崎哲弥、森永卓郎、ヤニス・バルファキス、プログレッシブ・インターナショナル
    出版社:   亜紀書房
    ページ数:  276頁
    ISBNコード:  978-4-7505-1589-2

世界の政治・経済を動かす新座標軸、「反緊縮」を知らなければ、これからの社会は語れない!
人びとにもっとカネをよこせ!
そう、これは新たなニューディールの宣言だ。
日本の経済・社会を破壊した「緊縮」財政主義を超えて、いまこそ未来への希望を語ろう。
【緊縮】政府が財政支出を抑制して、社会をどんどん貧しくしていくケチくさい態度
【反緊縮】政府が積極的に財政支出をして、人びとの暮らしを豊かにする、気前のよい態度

【目次】
反緊縮って何だ!? 松尾匡
おすそ分けのすすめ 池田香代子
なぜ消費税を社会保障財源にしてはいけないのか 森永卓郎
他者を殴る棒 岸政彦
わたしにとっての反緊縮 生活から政治を語る 西郷南海子
政府の借金なくしてデフレ脱却なし 井上智洋
反緊縮経済学の基礎 朴勝俊
リベラル再装填のために 宮崎哲弥
日本におけるポピュリズムの困難と可能性:「アジア」という視座 梶谷壊
ヨーロッパを救うひとつのニューディール ヤニス・バルファキス
世界中の革新派勢力への呼びかけ プログレッシブ・インターナショナル

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左派・リベラル派が勝つための経済政策作戦会議
作戦会議

訂正解説
    発売日:  2019年6月20日
    著者:   松尾匡 「ひとびとの経済政策研究会」
    出版社:   青灯社
    ページ数:  264ページ
    ISBNコード:  978-4-86228-107-4 C0033

I なぜリベラル派は負け続けているのか
若い世代の関心は「景気・雇用」/今出現しているのは古典的「窮乏」
リベラル派はなぜ勝てないのか/「お金を出しませんよ」に反対する世界の民衆
欧米の派手な反緊縮政策/消費税を上げずにすむ根拠は?

II 反緊縮の経済政策マニフェスト
消費税を上げない/雇用創出・最低賃金の大幅引上げ
法人税の優遇措置をなくす・富裕層に増税/財政危機はまやかし
地方でも常に仕事が続くインフラ事業を/教育・保育の無償化、介護、医療の充実

リベラルが何度も失敗を繰り返してきたのは、「景気拡大反対」「脱成長」のイメージがあったから。
長期不況や小泉構造改革などで失業した人、あるいはやっと職にありついた人たちには自分たちが救われないとしか聞こえない。左翼とかリベラルのイメージが嫌われたというよりは、「なるべくお金を使いません」という倹約的なイメージが嫌われていた。この現象は世界中で起こっている。
安倍総理の経済政策は本当はどちらかと言えば緊縮。国民の生活のためにお金をたくさん使いますという姿勢はかなり疑わしい。しかし左派側がもっと景気の良い対案をアピールしないせいで負けている。

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教養のための経済学超ブックガイド
ブックガイド

    発売日:  2020年7月8日
    著者/編集:   飯田 泰之 編、井上 智洋 編、松尾 匡 編、奥山 雅之、小田巻 友子、佐藤 綾野、中田 大悟、朴 勝俊、北條 雅一、増田 幹人、矢野 浩一
    出版社:   亜紀書房
    ページ数:  260頁
    ISBNコード:  978-4-7505-1651-6

文系学生から、ビジネスマンまで。
ケーザイを学ぶ入口はここだ!!
リーダブルな必読入門書リストと共に、その概要を専門家たちがダイジェストで解説。
初心者のための至れり尽くせり、究極のアンチョコ本、ここに登場!
身近な12のトピックから、経済学の考え方が学べる!
「景気」「格差・貧困」「雇用・教育」「国際経済」「社会保障」「地域経済」「人口減少・高齢化」「環境問題」「先進技術」「統計」「経済学史」「経済理論」

目次
・座談会
 経済学入門、最初の一歩  飯田泰之×井上智洋×松尾匡
・必読書88/ジャンル別要点まとめ
 「景気」の読み方  飯田泰之
 働く人のための「雇用」の経済学  北條雅一
 「貧困・格差」問題への道案内  小田巻友子
 「国際経済」から世界の趨勢を見る  佐藤綾野
 経済学からみた「社会保障」の必要性  中田大悟
 「人口減少・高齢化」問題の経済予想図  増田幹人
 小さくても魅力あふれる「地域経済」の育て方  奥山雅之
 「環境と経済」を考えるためのレッスン  朴勝俊
 「先端技術と未来の経済」を予測する  井上智洋
 「データ・統計」を用いて経済を把握する 矢野浩一
 なぜ「経済学史」を学ぶのか  松尾匡
 スタンダードな「経済理論」を学ぶ  飯田泰之

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コロナ後の世界――いま、この地点から考える
コロナ後

    発売日:  2020/09/01
    編集:   筑摩書房編集部
    出版社:   筑摩書房
    ページ数:  328
    ISBNコード:  978-4-480-86474-1

真の危機とは? 未来はどうなるのか?
世界を襲ったCovid-19。
深刻かつ多方面にわたるその影響。
危機の正体と、到来する未来を、多角的に検証。
免疫学、精神医学、経済学、哲学・現代思想、社会学、医学史、政治学、科学史など、
第一線で活躍する知性による、圧倒的熱量の論集!

目次
I ニッポン社会のクライシス
免疫からみえるコロナの行く末 小野昌弘(免疫学)
2020年のパンデミックと「倫理のコア」――「日本モデル」が示す人と組織の劣化 宮台真司(社会学)
コロナ・ピューリタニズムの懸念 斎藤環(精神医学)

II コロナ時代の新・課題
コロナショックドクトリンがもたらす円高帝国 松尾匡(経済学)
一汁一菜のコスモロジー――土井善晴論 中島岳志(南アジア地域研究、近代日本政治思想)
コロナ危機、民主主義、そして世界的連帯 宇野重規(政治哲学)

III 「その先」を深く考える
Covid-19のパンデミーと食肉の問題 鈴木晃仁(医学史)
「ポスト・コロナ・エイジ」を考えるためのエクササイズ 神里達博(科学史、科学技術社会論)
公衆衛生と医療――集団の救済と病人の救済 小泉義之(哲学・現代思想)

IV コロナ後の世界
〈不可知性〉の社会――〈不可知性〉に統治される未来をどう生きるか 柴田悠(社会学)
パンデミック・デモクラシー 中島隆博(哲学)
もうひとつの別の経済へ 大澤真幸(社会学)

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定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2020年前半
コロナ20年前半

    発売日:  2020年9月24日
    編集:   森達也 編著
    出版社:   論創社
    ページ数:  374
    ISBNコード:  978-4-8460-1951-8

100年に一度と言われる感染症の蔓延に、日本の社会はどのように対応したのか、また対応しなかったのか。
深刻な事態を風化させないために記録しよう、という共通の思いで、森達也のかけ声のもと、論者たちが集結した。本企画では、コロナ禍の日本社会を定点観測する。まずは2020年の上半期を対象に、第1弾である本書を刊行。以降、1年半にわたって観測を継続したい。
コロナ禍における日本の動向を記憶するための必読書。

斎藤 環「『医療』に何が起こったか」
雨宮処凛「コロナ禍の貧困の現場から見えてきたもの」
上野千鶴子「コロナ禍とジェンダー」
今野晴貴「コロナ禍の労働現場」
斎藤美奈子「パンデミック文学のパンデミックに寄せて」
CDB「緊急事態の夜空に」
武田砂鉄「アベノマスク論」
仲正昌樹「コロナ禍と哲学」
前川喜平「『全国一斉休校』という人災」
町山智浩「新型コロナ日記 イン アメリカ」
松尾 匡「コロナ下で進む日本経済の『転換』」
丸川哲史「コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦」
宮台真司「崩壊する日本の『絶望』と『希望』」
望月衣塑子「コロナ禍とメディア」
森 達也「禍福は糾える縄の如し」
安田浩一「コロナ禍の差別と排除」
安田菜津紀「共感の種を育てるために」

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左翼の逆襲――社会破壊に屈しないための経済学
左翼逆襲

    発売日:  2020年11月18日
    著者:   松尾匡
    出版社:   講談社
    ページ数:  288ページ
    ISBNコード:  978-4-06-514239-4

コロナ禍が日本社会に与えた影響は計り知れない。特に経済では消費税増税と重なり大不況となっている。日本の支配エリートはコロナでもたない企業は潰れて良いと思っている現実。「高プロ」も愛国教育も、支配エリートの新「帝国主義」への布石だと喝破する松尾匡氏は日本のマルクス経済学者の白眉である。
松尾氏はこの悲惨な現実を読み解くにはマルクスの「疎外論」が重要だと説く。
本書では「生きているだけで価値がある」生身の具体的人間を主人公にして、制度や決まり事などの社会的なことが、その主人公からコントロールできなくなって一人歩きする事態を批判する。
ツールであったはずの制度や決まり事などの社会的なことが自己目的化し、生身の個人を手段化して踏みにじる、こうした事態を「疎外」と呼んで批判したのがマルクスの「疎外論」というわけです。
「支配階級」や「搾取」も「疎外論」から読み直すことを従来提唱してきた松尾氏は、生身の個々人のもとに経済のコントロールを取り戻すことが大切であり、社会全体で生身の個々人みんなの事情にマッチするように、社会全体の設備投資もコントロールする必要があると述べる。
まさにブレグジットの「コントロールを取り戻せ」です。(ブレグジットは適切な手段ではないですが――松尾)
本書は、この考えのもと、レフト1・0、レフト2・0の思想を乗り越えレフト3・0の経済学の真髄を示す全く新しい社会変革の書である。

目次
第1章 「人は生きているだけで価値がある」のポピュリズムを!
第2章 日本支配層の将来ビジョン――コロナショックドクトリンが示す円高帝国への道
第3章 レフト3・0の到達点と課題――欧米での失速の教訓
第4章 体制変革としての反緊縮
第5章 庶民がコントロールを取り戻すために

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定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2020年後半
コロナ20年後半

    発売日:  2021年3月12日
    編集:   森達也 編著
    出版社:   論創社
    ページ数:  424
    ISBNコード:  978-4-8460-2015-6

緊急事態宣言後の社会はどう変容したのか。
第二波を迎えるなかで強行された、Go Toキャンペーンの行方はいかに。
安倍政権から菅政権に変わったことで、コロナ対策はどうなっていったのか。
雇止めや解雇で大量の失業者が生まれるなか、政府は弱者に救いの手を差しのべたのか。
本企画では、17人の一流の論者がコロナ禍の日本社会を定点観測する。
第一弾は2020年の上半期を対象に刊行した。第2弾となる本書では、同年の下半期が観測の対象となる。

目次
森達也 第2弾の刊行に寄せて
斎藤環 第三波の襲来とワクチンへの期待
雨宮処凛 続・貧困の現場から見えてきたもの
上野千鶴子 コロナ禍とジェンダー 2
大治朋子 コロナ禍で認識する報道の課題
今野晴貴 コロナ禍の労働現場 2
斎藤美奈子 停滞する言論、活気づく右派論壇
CDB ダンスとハンマーの間で
武田砂鉄 続・アベノマスク論
仲正昌樹 コロナ禍と哲学 2
前川喜平 子どもの受難は続く
町山智浩 新型コロナ日記 イン アメリカ 2
松尾匡 ここまで来たコロナショックドクトリン
丸川哲史 コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦 2
宮台真司 コロナ禍は社会の性能を示す
森達也 私たちはずるずると泥道を滑り落ちている
安田浩一 コロナ禍のヘイトを考える
安田菜津紀 「人権」が絵空事にならないために

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資本主義から脱却せよ――貨幣を人びとの手に取り戻す
資本脱却

    発売日:  2021年3月17日
    著者:   松尾匡、井上智洋、高橋真矢
    出版社:   光文社
    ページ数:  290p
    ISBNコード:  978-4-334-04526-5

豊かな現代に生きるはずの私たちが将来への不安や焦りを感じている根源的な理由の一つは、人生そのものが大きな負債(借り)を返すために成り立っているからである、と言うことができる。(中略)
しかし今や、人生の時間を投資した先に待っているのは年金さえ返ってこないかもしれない未来である。私たちの時間は、もはや不良債権になりつつある。
私たちはこの本で、違う新たなストーリーを提示したい。そこでは「返済日という未来」をずっと追いかけるのではなく、追いかけていたはずの未来こそが人生のスタート地点になるということ。つまり、ネガティブからポジティブへの反転である。
(プロローグより)

目次
プロローグ 私たちの「借金」とは何か?――高橋真矢
第一章 そもそも、お金とは何か?――高橋真矢
第二章 債務棒引き制度はなぜ、どの程度必要か――松尾匡
第三章 現代資本主義の問題点――井上智洋
第四章 私たちは何を取り戻すべきなのか――高橋真矢
第五章 銀行中心の貨幣制度から国民中心の貨幣制度へ――井上智洋
第六章 信用創造を廃止し、貨幣発行を公有化する――松尾匡
第七章 「すべての人びと」が恩恵受ける経済のあり方とは?――高橋真矢
第八章 淘汰と緊縮へのコロナショックドクトリン――松尾匡
第九章 「選択の自由」の罠からの解放――高橋真矢
第十章 「考える私」「感じる私」にとっての選択――松尾匡
第十一章 脱労働社会における人間の価値について――井上智洋
エピローグ 不平等の拡大と個人空間化――高橋真矢

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