松尾匡のページ

16年1月7日 近刊著『この経済政策が民主主義を救う』は大月書店から



 あけましておめでとうございます。

 中国人民銀行の元買い介入とか、自殺行為としか思えませんが、正気なのでしょうか。正気ならすぐやめると思いますが...。
 日銀はすぐにでも大胆に追加緩和しないと、政策が効くまでのラグを考えると、もし中国の経済危機が起こったら巻き込まれるかもしれません。円高傾向になっているところですので、アメリカ様に怒られることもないと思います。何をもたもたしているか。

 さて、8月以来、エッセー更新が止まりましたが、公私ともに課題が立て込み、人生最大の忙しさでした。
 これから、立て続けに三冊出版が続く予定ですが、そうしているうちに、プライベートで、腰を据えて対処すべき、少々厳しい事態に直面していることがわかり、この暮れ、正月は、原稿締め切りが迫る中、その対処に精力を費やすことになりました。今年は、ちょっと仕事をセーブして、そちらの方に向き合って暮らさなければならないと思っています。
 今の調子の忙しさを続ければ、いずれまた身体を壊すかもしれないという気もしていたところでした。「天の声」だと思っています。
 みなさまには、十分お力になれず、ご迷惑をおかけすることも増えると思いますが、なにとぞご容赦をお願いいたします。

 まだまだやることが山積みで、このかんの報告をする余裕はありません。とりあえず、もうすぐ出る拙著の宣伝だけしておきます。

1月20日出版予定 『この経済政策が民主主義を救う──安倍政権に勝てる対案』
大月本チラシ

大月書店さんサイトの紹介ページ(各ネット書店にリンクしています)

 この本は、大月さんから出てこそ意味がある本だったと思います。そう、『マルクス=エンゲルス全集』のあの大月書店。とうとう大月さんが私の景気政策の本を出してくれたかと、感無量のものがあります。

 安倍さんが改憲に王手をかける衆参同日選挙(たぶん)まで、あと半年ちょっとです。それに向けて政権は景気拡大に手を尽くすと思います。それまでに、何とか左派・リベラル派野党の経済政策を転換させるためにギリギリのタイミングの出版になると思います。出版されたら是非お手にとっていただき、議論を広めていただけたらうれしいです。

※ 早速ですが、訂正箇所が見つかりました。もうしわけありません。正誤表を入れてもらいましたが、詳しい解説を次回エッセーでしていますので、ご覧下さい。


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