松尾匡のページ
私の主張
1. 新興大国の75歳寿命説
ソ連、明治帝国、戦後日本に共通する戦慄の歴史パターン。2020年日本は滅ぶか。
2. コンドラチェフ長期波動と今日の激動
50年周期の景気波動の各局面に共通する特徴とは。現在は、国家独占資本主義の波動から世界的自由競争資本主義の波動への転換点の激動期にあたる。
3. ソ連型体制は国家資本主義だった
ソ連型体制は社会主義などでは全くなく、国家独占資本主義時代の本源的蓄積体制たる国家資本主義だった。よって本源的蓄積が完了し、国家独占資本主義時代が終われば、崩壊するのは当然である。
4. 民営化・規制緩和の悪魔的傾向は社会主義への前進!
世界的自由競争への転換は歴史の必然。マルクスはなぜ自由競争資本主義の誕生を進歩とみなしたか。
5. 民族自決に反対せよ
マルクスの原則は世界統合の推進。民族自決を支持した場合は理由があった。そこから考えると、今日ではマルクス主義者は世界統合の傾向を推進し、原則として民族自決に反対すべきである。
6. 世界春闘を実現しよう。戦闘的に! 国際的に!
社民が体制迎合する理由は何か。労使協調でもなく、貿易・資本移動の制限でもなく、戦闘的労働運動の世界的共闘だけが労働運動の活路だ。
7. 市場でもなく、国家でもなく、その中間でもなく
脱国家時代の社会主義とは。非営利・協同ネットワークの台頭は何を示すのか。資本主義経済は封建制の胎内で育ち、武士の経済は律令制の胎内で育ち、十分な発展の後、母体を破り出た。社会主義もその例外ではあり得ない。
8. 非営利・協同ネットワークと個人のアイデンティティ
生協や労働者自主管理企業が資本主義的に変質する傾向をどう克服するのか。唯物史観を進化論的に解釈したものは、非営利・協同ネットワークの中で形成される自立した個人にとって、必要なエートスを提供するかもしれない。
詳しくは、拙著『はるかさんとラピート君の 入門今どきの経済』をご参照ください。(「著書」)
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